2010年07月18日

都高情研本年度第1回の研究協議会に参加

こちらの研修会・研究協議会ですね。こちらに参加しました。

場所はK高校。初めて行くところです。調べてみると本校からほぼ真北にバス一本で行けるのですね。ということで、短縮授業を終え、他の仕事も終えた後で出発しても間に合いました。

北の門から入ると、
100716_1442191.jpg


林!
100716_1442461.jpg

ええっ?!学校内に林があるなんて!

すぐにひらけて普通に校舎が見えました。
100716_1443511.jpg

傾斜を利用しているので入り口の校舎と奥の校舎は2Fと1Fが横に繋がっている構造になっていまして、校内で迷いました。

とても広い、のどかな学校です。

さて会場についてはそれぐらいにして内容はというと。

講師は私立高校で情報を教えているI氏。とてもまじめに勉強されています。都高情研の研究大会でも発表され(自分は自分の発表があり聞けなかった)、とても評判が良く。ぜひとも聞いてみたかった。

濃い。とても濃い。テーマは「普通教科「情報」における著作権に関する授業実践」なんですが。5時間かけて行われているとのこと。すごい。

なかでも、「著作権は人工的な権利である」こと。「現実に合わせて後追いで法律が整備されていること」などは自分の中ですとんと落ちました。自然法とはずいぶん違うわけでして、「だから法律そのものから学ぶ」というのはその通りですね。映画だけは特別扱いされているという疑問は感じていたのですが、「映画は莫大な投資をされているので、製作会社が著作権をもっているのが、投資に対する利益の回収をしやすいから」という、これも現実に合わせた権利であることですとんと。

著作者の権利を守る著作権がある。そしてそれを侵害していることがある。でも「侵害=悪」かというと必ずしもそうではなく、むしろ「タダで宣伝してもらった」という利益にもなる。そこに「親告罪」であることが生きてくる。なるほど。

多くの生の事例を出して、生徒にぶつける内容はすごいとしか言いようがない。

著作権は、グレーの部分が多く、事例をたくさん勉強しないとおいそれと語ることが躊躇される。それはやはり「人工的な権利」であり、もっというと「大人の事情」によって、それが「悪」になったり「善」になったりする部分。

でもそれは、情報科らしい、「トレードオフ」の関係なんだよ、考えなければならないんだよ、という結論に持って行く。

情報社会を語るとき、情報が価値を持っている社会であると、またその「価値」とは基本的に「お金」であると、よく言う。そういう観点から考えると、著作権は情報社会を経済的に成り立たせる法的基盤と言える。今考えるととても当たり前なことに気づかなかった自分が恥ずかしい。

年間の授業の中でこれだけ厚みのある内容を取り入れられるのかは、それぞれの事情によるだろう。教科「情報」で扱う内容は、どれをとってもゆうに4,5時間もってしまうテーマばかり。それのどこを膨らませるかは担当者に任されているといえる。ただ、1学期で1時間で終わらせた内容だったが、もう一度きちんと取り上げた方がいいと思った。

パクらせてもらうだけでなく、自分も参考文献に上げて頂いた(わざわざキャリーバッグにたくさん入れてもってきて頂いた)ものを勉強して、生徒にぶつけていきたい。

刺激をいただいた研修だった。
posted by n_shimizu at 03:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記